福島県の全量全袋検査体制
東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能への不安から、福島県産の農産物の消費に甚大な影響が出ました。
そのため、福島県では、田植え前の段階で「除染や放射性物質抑制対策」を実施し、収穫後はすべての県内産米を検査し、放射性セシウム基準値を超える米を流通させない「全量全袋検査」を行っています。
出荷前にすべての米を検査する「全量全袋検査」は、世界で初めての取り組みです。
検査器は200台、検査員1700名、作業員2000名の体制で全量全袋検査を行っています。
農産物検査(等級検査)
玄米30kgの袋で農産物検査(等級検査)を行います。
直接販売する場合の食品表示で原産地、産年、品種を表示する場合、これを受けなければ表示できません。
また、放射能検査後の「安全な福島県のお米」シールも貼付できません。
27年産のあじま農園の米はすべて1等米でした。
放射能検査前識別シール
放射能スクリーニング検査に通す前に個人別の識別シールを袋に貼付します。
検査済シール
〇判定袋は機械通過後、識別番号が付いた「放射性物質検査済」のシールが貼付されます。
「安全な福島県のお米」シール
30kg袋で検査合格の袋のみ「安全な福島県のお米」シールを貼付して小分け(5kg)販売することができます。